本日は川西市でも成人式を開催し、主催者を代表して式辞を述べました。
本年新成人を迎えたのは川西市内で1650人です。
本日、全員が出席したわけではありませんので、改めてお祝いの言葉を述べたいと思います。

新成人の皆さんおめでとうございます。
これから私が述べることが新成人の皆さんにとっての正解かどうかわからないし、社会の真理をついているわけでもありません。私自身が感じていた経験に基づくものであり、あくまで参考として聞いてほしいと思います。

二十歳のころに描いていた私自身の大人の姿は、もっと仕事ができて、悩みなく物事を判断できる大人でした。ただ、現実は仕事で失敗するし、悩みもするし、判断を誤ることもある。
イメージとは違う40歳になりました。

二十歳からの20年間余りで私が学んだことは、私には「できないこと」がたくさんあって、だから成長することができたということ。「できないことがある」と認めることが重要だということです。

そもそも、私たちは羽がないので、自由に空を飛ぶことができません。馬のように速く走ることもできないし、ライオンのように強く戦うこともできない。「できないこと」があるから、人は成長し、社会は発展し、人類は進化してきた。

きっと、私たちは自由に空を飛ぶことはできないから、飛行機を開発することができたのです。

私たちの生きている社会は未完成で、この時代を生きている私たちはすべて未熟です。
でも、未完成で未熟な存在で「できないこと」がたくさんある分、可能性がたくさんあるのです。
もし、一人では「できないこと」があるなら、仲間を作って「できる」ようになればよいし、人類はそうやってきたはず。

間違いなく皆さんは私たち世代、今までの大人たちが「できなかった」ことが「できる」ようになる世代なのです。

可能性に満ち溢れた新成人の皆さんに心からエールを送ります。